石油備蓄 2012 2 11

 日本の石油備蓄は、
石油天然ガス・金属鉱物資源機構によれば、
国家備蓄が116日分、民間備蓄が89日分で、
合計すると、205日分となります(2011年10月末現在)。
 ペルシャ湾有事(ホルムズ海峡)が、
完全に収束するまでの日数を90日と見込むと、
日本の石油備蓄は、十分だと言えますが、
中東危機が、「最終的な戦争」まで拡大すると、
205日分では不足するかもしれません。
できれば、少なくとも365日分は必要だと思います。
石油備蓄の量は、国家の本当の実力を示す。

青年将校 2012 1 29
 人間というものは、純粋であればあるほど、
行動は過激なものとなる。
あるいは一途なものとなる。
特に、青年たちは、その傾向が強い。
しかし、その純粋さは、視野を狭くする。
こうしたリスクがあるのは、北朝鮮とイランでしょうか。

太平洋戦争前夜 2009 7 25
 日本は、なぜ、太平洋戦争に突入したのか。
いろいろな原因がありますが、
そのひとつとして、「欧米と戦って勝てる」と考えたからです。
 このような判断になったのは、
日本軍の幹部に、欧米への留学経験がなく、
特にアメリカの国力を知らなかったからです。
とりわけ、中堅幹部には、その傾向が強かったと思います。
その上、情報統制が行われていましたので、
中堅幹部が、「アメリカにも簡単に勝てる」と判断してしまう状況だったのです。
 現代においても、似たような状況です。
ある国は、韓国どころか、
日本にも簡単に勝てると判断しても、不思議はないのです。
 留学経験がなく、さらに情報統制が行われていると、
このような特殊な判断を招いてしまうのです。
 もちろん、金正日総書記が健在ならば、このような誤解は発生しないでしょう。
総書記は、国際情勢を熟知していたからです。
 さて、歴史の一こまを紹介しましょう。
1936年2月26日、日本において、青年将校たちが決起。
首相官邸や警視庁を占拠し、政府要人を暗殺。
この事件は、後に、二・二六事件と呼ばれることになりました。
このクーデターを首謀した青年将校たちは、反乱軍として鎮圧されましたが、
この事件を契機として、軍部の発言権が強化されたのです。

木造船 2012 1 29
 ホルムズ海峡危機というニュースの中で、
よく語られる「ホルムズ海峡の封鎖か」という話を聞くと、
つい木造船のことを連想してしまいます。
 海峡を封鎖するには、機雷を敷設することになりますが、
おそらく機雷は、磁気機雷でしょうから、
そうなると、木造の掃海艦や掃海艇が有効でしょう。
 海上自衛隊の掃海艦には、「やえやま」があります。
船体は外板を4層構造とする木製で、世界最大の木造船と言われています。
ただ、この艦は、対潜水艦用の深々度機雷への対処を主目的とするそうです。
 イランが対潜水艦用の深々度機雷を敷設するとは思えないので、
掃海艇の「すがしま」になるのでしょうか。
 日本の掃海能力は、世界トップレベルと言われていますが、
そういう掃海作業が必要にならないように、
「平和な海峡」になることを祈ります。
 ちなみに、日本の掃海艇は、今後、
木造ではなく、FRP製になっていくそうです。


































































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